最近、朝の通勤を徒歩に変えました。
山沿いの国道をテクテク歩き、住宅地を抜けて駅までおよそ35分。
すれ違う人も少なく、のどかな風景が広がります。
最初の頃は音楽を聴きながら歩いていましたが、
最近はセルフカウンセリングの時間にしています。
ひとりで自分に語りかけながら、心の声を聴く時間――。
今日はそのやり方を紹介します(^^)
1. 自分の気持ちを声にしてみる
セルフカウンセリングとは、言葉どおり自分自身をカウンセリングすること。
私のやり方はとてもシンプルです。
歩きながら、自分の中にある思いや考えを小さな声でつぶやきます。
「そうなんだね、そう感じてるんだね。」
「もっと聴かせてもらえる?」
まるで、カウンセラーが優しく傾聴してくれるように。
自分で自分の言葉を丁寧に受け止めてあげるのです。
2. 声に出すことで、心の中の“煙”が形になる
漠然と頭の中で考えていることは、いつまでもモヤモヤしたまま。
でも、声に出すことで“煙のような思考”が形を持ちはじめます。
「そうか、私はこう思っていたんだ」
と気づいた瞬間、心がスッと軽くなる。
それが、セルフカウンセリングで訪れる“気づき”の瞬間です。
声に出すことで、無意識の中の自分が浮かび上がってくるんですね。
3. 優しい言葉で、自分を包んであげる
気づきが訪れたら、最後にこう問いかけてみましょう。
「そんな自分に、何て言ってあげたい?」
そして、その答えをやさしく自分に言葉で伝えます。
「大丈夫だよ。」
「頑張ってるね。」
たった一言でも、心がじんわり癒されていきます。
今日も私は、陽の光の中を歩きながら、自分に声をかけました。
そしてまたひとつ、大切な気づきを得ることができました🍀

忙しいあなたへ ― 10分の心ケアを
セルフカウンセリングは、通勤の道、お風呂の中、寝る前の数分でもできます。
自分と向き合う小さな時間をつくるだけで、
思いがけない気づきや癒しが訪れます。
忙しい毎日だからこそ、
どうか一度立ち止まって、自分の声を聴いてあげてくださいね🌿
🕊️ この記事は、日本心理カウンセラー養成学院(JTC心理学院)の講師によって過去に執筆された内容を再掲載したものです。
内容は当時の情報をもとにしていますが、今も心に響くテーマとしてお届けします。


