アートと聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。
でも実は、私たちの日常の中にも“アートセラピー”はたくさんあります。
音楽、絵画、書道、ダンス、陶芸など、表現のかたちはさまざま。
音楽ひとつとっても、歌うこと・演奏すること・聴くこと――どれも心に作用します。
アートセラピーは、特別な知識や技術がなくても大丈夫。
「やってみる」「触れてみる」――それだけで、心が少し軽くなるのです。
1. 音楽で心を解放する
私は車の中で、大好きな音楽をかけてドライブするのが好きです。
大きな声で歌ったり、時には涙が自然にこぼれたり。
上手・下手なんて関係ありません。
ひとりの車内なら、思いきり泣いても笑っても大丈夫。
音楽に合わせて声を出すだけで、
心の奥にあった気持ちがスッと流れていくのを感じます。
2. 「描く」より「感じる」絵画の楽しみ方
絵を描くのが苦手でも、塗り絵や美術館で絵を眺めるだけでも十分です。
色や形、光や影にふれることで、心が穏やかになります。
絵を“評価”するのではなく、“感じる”ことが大切。
アートセラピーは「上手に描くこと」より、「今の自分を表すこと」が目的なのです。
3. コラージュ療法で心を映す
絵が苦手な方におすすめなのが、コラージュ療法。
雑誌の写真を好きなように切って、紙や箱に自由に貼るだけ。
「なんとなく気になった」ものを選ぶだけで、
あなたの無意識が自然と形になって現れます。
季節ごとにテーマを変えて作るのも楽しいですよ。
自分自身の“今の気持ち”を見つめ直す、やさしい時間になります。

4. アートは誰の中にもある
アートセラピーは、特別な才能がある人のためのものではありません。
「上手くやろう」と思わずに、ただ心のままに。
音や色、形や動き――どんな表現でもOKです。
あなたの“今”を映すことで、心は少しずつ整っていきます。
お子さんやご家族と一緒に楽しむのもおすすめです。
日常の中で、心がふっとゆるむひとときを見つけてくださいね🌷
🕊️ この記事は、日本心理カウンセラー養成学院(JTC心理学院)の講師によって過去に執筆された内容を再掲載したものです。
内容は当時の情報をもとにしていますが、今も心に響くテーマとしてお届けします。


