寒い冬は、おふとんの中からなかなか出られません。
頭の中では「早く起きてあれをしよう」「これをしなきゃ」と思っているのに、
目覚ましを少しずつずらして、何度も目を開けてはまた閉じてしまう。
まるで春を待ちながら、土の中でモゾモゾしている幼虫みたい。
暖かい春はまだ少し先。
寒いこの時期を「過ごしにくい」と感じているあなたへ。
冬に気分が落ちやすい理由
冬はうす暗く、冷たい空気に包まれて外出もおっくうになりがちです。
家にこもる時間が増えると、血行が悪くなり、体も冷え、
おやつやココアなど糖分を摂りすぎることもありますよね。
実はこれらの習慣は、心の状態にも影響します。
☀️ 日照時間が少ない冬は、うつになりやすい
🍫 糖分の摂りすぎも、気分の落ち込みに関係がある
つまり、冬のライフスタイルが、心と身体のリズムを乱していることがあるのです。
1. 日光を浴びる
お天気が良く、お日さまがぽかぽかの日は、できるだけ外に出てみましょう。
買い物や散歩、庭の手入れでもOK。直接日光を浴びることが大切です。
もし外出が難しい日には、
窓ぎわで温かいお茶やホットミルクを飲みながら、陽の光を感じてみましょう。
2. 適度な運動をする
軽い運動でも心は元気になります。
通勤や買い物の時、寒さで肩をすくめて歩いていませんか?
背筋を伸ばして、手を大きく振って歩くだけでも立派な運動です。
ジムやジョギングが続かない人(私も!)には、ラジオ体操が最高の味方。
ひとつひとつの動作を丁寧に行えば、体も心もぽかぽかになります。
3. 糖分をとりすぎない
冬は甘いものが恋しくなりますが、
スイーツや甘いドリンクの摂りすぎは、気分の波を大きくしてしまうことも。
禁止ではなく、「ほどほどに」を意識してみてください(^^)
4. ユーモアを取り入れる
笑いは、心と身体の最高のビタミンです。
面白い話や動画、漫画、テレビ――なんでもOK!
たまたま楽しいものに出会ったら、遠慮なく笑いましょう。
「笑い」は、あなたの免疫力と幸福度を同時に上げてくれます。

小さな工夫で、心をあたためて
寒い季節は、どうしても心が内にこもりがち。
でも、日光を浴びて、少し動いて、笑うだけで、
心はちゃんと春の準備を始めます。
どうかあなたの心にも、ぽっと灯りがともりますように🌷
🕊️ この記事は、日本心理カウンセラー養成学院(JTC心理学院)の講師によって2017年に執筆された内容を再掲載したものです。
内容は当時の情報をもとにしていますが、今も心に響くテーマとしてお届けします。


