最近の私のお気に入りは、
毎日の暮らしの中に、小さなたのしみを見つけること。
観葉植物を育てたり、
100均のキャンドルにアロマオイルを少し垂らして灯したり、
授業の合間にヨガマットでマインドフルネス瞑想をしたり。
私のモットーは、
「今、ここのときめき」。
そんな暮らしを、久しぶりに取り戻しています。
◆ 1. 小さな時間がくれる“豊かさ”
先日、桜が満開だったので、
仕事終わりに缶ビールだけ持って、川原へお花見に行きました。
お弁当も準備もなし。ただ桜を見るためだけに、ふらりと。
暖かくなり、花粉も落ち着いて、心地よい季節になりましたね。
そして近所の明太子工場が一般開放していたので、
試食をしたり、缶バッジを作ったり、クイズをしたり…。
なんだか思っていた以上に楽しくて、笑って帰りました。
高価なものや“映えるスポット”がなくても、心はじゅうぶん豊かになる。
そんな実感がふと湧きました。
◆ 2. でも、本当は“こういう暮らし”を忘れていた
「地味だなあ」
「そんなの普段からやっているよ」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、私にとっては――
こんなふうに暮らすのは本当に久しぶりだったのです。
8年前に前職を辞め、心理学を学び始めてからは、
暇を作ることが「悪いこと」のように思えていました。
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とにかく働く
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学費と生活費を稼がなきゃ
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時間を埋めなきゃ
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予定がないと不安
そんな毎日。
「今日は何もない日」を待ち焦がれているのに、
自分でぎゅうぎゅうに予定を詰めていました。
ときどき、
洋服を衝動買いしたり、
友達と飲みに行きたくなったりしたのは、
本当は心が休みたがっていたのかもしれません。
◆ 3. “働きすぎの自分”をやめてみたら…
あるとき私は、
長く続けていた副業のアルバイトを手放しました。
本業はそのままに、
働く時間だけを少し減らしたのです。
すると、暮らしに“余白”が生まれました。
すると不思議と、
「ステキな何かを買わなきゃ」
「どこか特別な場所に行かなきゃ」
という気持ちが消えていきました。
その代わりに、
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今の部屋の光
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紅茶の香り
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夜のキャンドル
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小さな散歩
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整理整頓の気持ちよさ
こうした“小さなときめき”が、
胸の奥にしずかに広がっていったのです。

◆ 4. 心を整える暮らしは、少しの“余白”から始まる
まだこの暮らしが始まったばかりですが、
これまで学んだことを整理したり、
書きためたメールマガジンをまとめてみたり。
気がつけば、100編以上あるかもしれません。
そして思うのです。
「働きすぎているあなたへ。
少しだけ立ち止まって、風を感じてみませんか?」
豊かさは、遠くにあるのではなく、
いつも“今ここ”にあります。
🕊️ この記事は、日本心理カウンセラー養成学院(JTC心理学院)の講師によって過去に執筆された内容を再掲載したものです。
内容は当時の情報をもとにしていますが、今も心に響くテーマとしてお届けします。

